哲学カフェと聞くと「哲学について話し合う」と想像してしまうかもしれません。
実際には哲学という学問についてではなく「テーマについて議論する」というのが目的です!
「LGBT」をテーマとして議題することはありますが「ゲイが集まって議論する」といったことは耳にしたことがなかったのでコミュニティの場として設けようと思い提案しました。
【哲学】なんて小難しそうな言葉を使ってますが簡単にいうと「いろんな視点で話をしましょう」ということです。
第一回の「ゲイの哲学カフェ」を2024年6月22日(土)に新宿で開催予定です!
哲学してみる
哲学カフェとは、進⾏役のサポートのもと私たちの暮らしや社会に関わるテーマについて、参加者同⼠で話し合う営みです。
哲学カフェは伝達の場ではなく、発⾒・探求する場です。
目的
哲学カフェは、情報伝達や合意形成の場ではありません!!
⽬的は、テーマについて話し、聞き、考えるという対話のプロセスそのものを楽しむことにあ
ります。
参加者するのに哲学者や哲学史の知識は不要です!!テーマに関⼼があればどなたでも参加可能です。(基本はゲイの方のみ)
⼀つのテーマについて多種多様な意⾒や論点、語り⽅があること、また、⽴場や意⾒の異なる他
者とのコミュニケーションや共同の探求のために必要な姿勢を学ぶことにもなります。
人間は経験や職種、趣味や特技などそれぞれの人生を歩んでおり境遇が同じ人はいません。
その人だけが持っている考え方がどのように他者に影響を与えるかも未知数です。
ぜひあなたの人生の方程式をコミュニティに活用してみましょう!
本で得た知識よりもあなたの経験の方が重要視されるので、多趣味の方であれば語れることも多いかもしれませんね!
あまり先入観を持ってはいけないのですが、もし参加者の中に名刺などをお持ちでしたら頂けるとありがたいです。(可能でしたら)
ゲイコミュニティを増やす目的もありますので職業などを知るとより議論が深まる可能性もありそうです。
ちなみに、私が好きな言葉にニーチェの「事実は存在せず、存在するのは解釈だけ」という名言があり、まさしく全ては伝記する者の主観が事実として語られているにすぎません。
下に誰でも哲学を理解しやすいよう著者の『飲茶』氏が書いた「ニーチェ」に関する本を載せておきます。(PR)
私が『飲茶』氏の作品のなかで感銘を受けたのが「正義の教室」なのですが哲学と倫理学について初心者ながら大変勉強になりました。
哲学は思考を深める手法を学ぶことでもありますから、楽しく理解できる本があるのはありがたい事ですね!
哲学書は文字だらけの分厚い本が多いものですから・・
テーマ
テーマは、あらかじめ主催者や進⾏役によって決められたテーマの下に参加者が集まる場合と、当⽇集まった参加者にテーマを提案してもらって決める場合とがあります。
みんなが話に参加できるよう、テーマを選ぶときのポイントとしては、以下の3つを挙げることができます。
・⽇常⽣活と関連すること
・誰もがそれについて考えることができること
・シンプルで根本的な問いを含むこと
哲学カフェで重要なのは、〈知らないことを知るための問い〉ではなく、〈知っていることを改めて問うような問い〉です。
例えば「ゲイとは何か?」や「人を愛するとはなにか?」など、なんとなく分かっているけど言葉や意味を深く掘り下げていくと違う視点にたどり着いたりします。
ルール
合意形成の場ではなく対話のプロセスを楽しむことが大切であるため、話を最後まで聞くなどある程度のルールはもちろんあります。
全員が必ず発言する必要はなく、発言せずに傾聴に重きをおくのも参加者の自由になります。
また、何をどういう順番で話すかは決まっておらず充実した時間になるかどうかは参加者次第でもあります。
一般的なルールとして
- 発⾔する/しないは⾃由です。
- ⾃⼰紹介は不要です。
- 質問や反論は積極的に。
- 他の⼈の話は最後まで聞きましょう。
- 考えや信条の押しつけはやめましょう。
基本予約をする必要はなく、興味がある人は当日に参加意思を主催者に伝えるのもアリ。
予約制にする必要がないのは参加人数は重要ではないのは、人が少なければより議論が深まることもあるからです!
そして、終わり方は「時間がきたのでお開きにします」といったシンプルな形です。
だらだら延⻑せず、時間通りに終了させ、参加者たちから「もっと話したい」という声が出るかもしれませんが、そう思ってもらえれば哲学カフェは成功といえるでしょう!
そして、合意形成の場ではないので、結論など不要であり、対話を楽しめてもらえたら幸いです。
場所は人が集まりやすい「東京や新宿近辺」をメインに行い、気分転換に近場として「八王子」辺りでの開催も考えています。
また、基本的にはカフェを利用しますから費用としてカフェの飲食代のご負担をお願いいたします。
そもそも哲学カフェ×ブロガーも少ないことや、他のグループでも内容の公表をしている人が少ないことがカフェの存在を知られていない要因ともいえます。
もちろん内容を公開することには個人の許可をもらうなどプライバシーの配慮もします。
あとブログで公開するカタチになると書記として議事録を書くようなものですから緊張しますw
とくにこの記事をを読んでいる方なら話をしてみたいけどコミュニティの場がない・話すような相手がいない!という理由で話し合うキッカケがなかったのではないでしょうか?
少しでもこのブログを通してコミュニティの存在を知るキッカケを作ってもらい、話せるような機会がありそうなときは告知をブログやX(@clubDANKON)でもしますのでフォローしてお待ちください♪
悩みの緩和
議題で話し合うなかでもしかしたらあなたが悩んでいることに対するヒントや解決などの糸口になる言葉が見つかるかもしれません。
相談するのが苦手だったり話をまとめられなくて話すことに委縮してしまう人も多いです。
とくに若い人は頭の中で考えるよりも行動が先んじてしまうことで、より悩みが深まる人もいるでしょう。
同じ悩みや意見を持つ人と話をしてみたいなど分からない・・
人はあんがいと共通認識があるだけで心は和らぐもの!
同じような考え方ならより打ち明けやすいといったこともあるでしょう。
自分では頼りになるような雰囲気はないのですが相談してくれる人は多く、個人的な話をしてくれる人が多くいます。
もちろんプライバシーの配慮は必要ですから他人に言うことはありません。
そして共通するような悩みを聞くことももちろんあります。
「悩み」というのはある程度本人が解決策や原因を理解していることが多く、それでも根本にたどり着けないなにか障害があります。
それは本人が行動して解決するしかなく、あくまで相談の聞き手側は話を聞くことに重きをおき、下手にアドバイスをしすぎないこともポイントです!
今後、このブログで書く内容に元気づけられる、救われたという気持ちになれるような人が増えてくれると書き手冥利といえそうです!
よもスタイル
いままで哲学カフェを主催したことがなく、一般のカフェに参加していた自分。
主催するならこんな形でやってみたいということもあり考えたスタイルとして・・
①テーマについて自分なりにまとめてもらうために用紙に討論前の考えを箇条書きにしてもらいます。
③議題が終了したときの討論後の考えをまとめてもらい、思考や心境の変化を認識してもらいます。
また、選択問題のような形式であれば札を用意して、議論の最中に札を変えることで他者の意見が影響した様子を知るのも楽しいかもしれません。
いろいろな意見や思考を深めること、それをサポートする環境を作るなどいろいろとやれることは多そうです。
ちなみに私は化学系の学問が好きで物理学が得意でないですが「運命構造と無理数」や「原初の収斂と分解」、「次元の概念」といった明確な答えがないことを独自に思考実験しています。(中二病ではないと思うw)
みなさんも独自の理論があれば話相手を見つけてみると思考を深める新たな発見があるかもしれませんよ!!
哲学者
『哲学者の言葉336』という本から自分に気づきを与えてくれた名言をいくつか紹介します。
もし他にも気になれば最後に紹介(PR)してますのでご覧になってみてください。
哲の意味
「哲」とは 訓読み:あきらか・ さとい 音読み:テツ といいます
1 道理に明るく、知恵がある。
2 徳や知恵のある人。才能・識見のすぐれた人。哲人。
では「哲学(てつがく)」にはどんな意味があるのか・・
学問として上位に位置され、存在や知識、価値、理性、心、言語などについての根本的な問題を研究する学問のことです。
具体的には、形而上学(存在の本質についての研究)、認識論(知識の本質とその限界についての研究)、倫理学(道徳や価値についての研究)、論理学(正しい推論の原理についての研究)などの分野があります。
他に個人の人生に対する見方や考え方、物事の捉え方や価値観の体系を指すこともありますね。
歴史上の有名な哲学者や特定の時代に形成された哲学の学派(例えば、プラトン哲学、カント哲学、実存主義など)を指すことも。
「哲学」は、これらの意味を含む広範な概念であり、深い思索や理論的な探求を重視する分野です。
そして「哲学者(てつがくしゃ)」とはどんな人を言うのかというと
哲学の研究や教育、執筆などを専門的に行う人のことを指しますが、必ずしも学位がある人だけではありません。
哲学者は、存在、知識、価値、理性、心、言語などの根本的な問題について探求し、論理的かつ体系的な思索を行います。
有名な哲学者としては、古代ギリシャのソクラテス、プラトン、アリストテレス、中世のトマス・アクィナス、近代のルネ・デカルト、イマヌエル・カント、現代のジャン=ポール・サルトル、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインなどが挙げられます。
彼らはそれぞれの時代において重要な哲学的な問いに取り組み、その成果を後世に残しています。
哲学者として紹介される偉人のほとんどは哲学を学んでいたというよりも、就いていた職業とは別の専門知識を取り入れることで発展させたり新境地の開拓をしてきました。
既存の概念を壊すことができるのは多角的な思考を取り入れることができる「哲学する」ことができる者ということですね!
哲学者の言葉10選
- プラトン『親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから』
- タレス『最も困難なことは自分自身を知ることであり、最も容易なことは他人に忠告することである』
- スピノザ『例えば、音楽は憂鬱の人には善く、悲傷の人には悪しく、聾者には善きも悪しくもない』※聾者は耳の聞こえない人
- モンテスキュー『紙に書かれた道は、先人の足跡に過ぎない。先人が何をみたかは、辿らなければわからない』※行動することが大事
- ロシュフコー『あまり利口でない人たちは、一般に自分の及びえない事柄についてはなんでもけなす』
- ジョン・ロック『新しい意見はいつも胡散臭く思われ大抵反対される。それらがまだ一般的ではないという意外、特に理由もなく』
- アダム・スミス『水ほど役に立つものはないが、水では何も買えない』※価値の捉え方は一つではない
- アーレント『嫌いな人の真実よりも、好きな人の嘘がいい』
- 安岡正篤『言葉は言う人によってみな意味が違ってくる。文字や言葉だけでそれがみな同じだと思ったら大間違いである』※誰が言ったかが重要
- イスラム教の格言『そなたの口から飛び立った言葉は、存分にその役割を果たし、二度と戻っては来ぬ』※発した言葉は独り歩きする
さて、上記に記した10個の格言は本に書かれている触りだけです。
より深い意味や他にも格言が気になったのであれば下に貼ったリンクの本をオススメします。
初回は新宿で数人を集めて行う予定です。
ぜひ皆さんのご参加をお待ちしております♪
ブログのお問合せ、X(@clubDANKON)からお知らせください。
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