セックスした後に風邪をひく【SEX風邪】を吹き飛ばせ!!

医療系

いきなりですがSEXした後は9割がた風邪をひいていたよもです。

クリニックで薬をもらって飲んでもなかなか症状の緩和だけで時間が経つと症状をぶり返す・・・

そんな自分の風邪を「SEX風邪」と名付け、SEXをするときは半分命がけ!!

体調を調整しながらの長い休息期間を設けている人生でしたが、そんな人生に転機が訪れました!!!

キスやフェラなどのバニラ・少しSEXをしただけで風邪をひく人
SEXしなくても一ヵ月前後で風邪の症状が出て困っている人など
鼻水やのどの違和感による風邪対策・予防・治療を紹介!!

今回お伝えしたいSEX風邪の正体は【上咽頭炎(じょういんとうえん)】という症状です!!
セックスが好きで止められないといったセックス依存症の話ではありません!※ゲイは皆セックス依存症に近いです(笑)
この上咽頭炎は約3年前に耳鼻咽喉科でも注目され始めたそうで歴史は長くありません。
そして、この上咽頭炎をクリニックで治療・・ではなく私がオススメするのは【鼻うがい】による予防と緩和です。
個人差は当然ありますが、私には「鼻うがい」が効果覿面でSEX風邪から解放されるという素晴らしい経験をしました。

ぜひSEXしたあとの風邪に困っている人、あなたの相方や友人のお役に立てれば幸いです。

ただし、このSEX後の風邪症状が克服した人がSEX依存症になってしまう可能性については責任を持てませんから気を付けてください(笑)

 

上咽頭炎

上咽頭炎には「急性」と「慢性」の2種類があり、風邪をひく頻度が高い人は「慢性」の上咽頭炎となります。

この上咽頭炎は年齢、性別関係なく(老若男女)起きるものですから、子供や女性が万が一この記事をのぞいてしまってもメリットしかありませんねw

原因

鼻の一番奥にある喉と鼻の間には上咽頭(図に緑の〇)という場所があります。

上咽頭にウイルスや細菌が付着することで免疫が反応し、炎症をおこしてしまうことが原因です。(大正健康ナビ様の画像を引用)

常に鼻からの呼吸で外から空気を取り込む上咽頭は「免疫の最前線」といわれ常にリンパ球と白血球の仲間が常に監視をしています。

たしかに体内に入るためには最初に空気と一緒に吸い込む鼻が最前線になりますね。

鼻呼吸では上咽頭がバリアをしてくれますが図を見ると口呼吸だとバリアが作動しにくそう・・

だから口呼吸ではなく鼻呼吸が重要なんですね!

上咽頭にある繊毛上皮細胞というすき間には白血球などがスタンバイしており、細菌などの病原体が侵入すると「免疫」システムが作動して白血球たちが外敵と戦います。

この戦いが「炎症」となって赤く腫れたり、痛みが伴ったりと知らせてくれるわけですね。

 

症状

上咽頭炎は、上咽頭(のどの奥の部分)の粘膜が炎症を起こす疾患です。主な症状は下記になります。

のどの痛みや痒み・咳やくしゃみ・喉の赤みや腫れ
声がかれる・発熱・頭痛・全身のだるさや倦怠感

個人差はありますが初期症状として鼻水・喉の違和感があり、次に喉の腫れや鼻づまりと段階的に症状が悪化していくのが特徴です。

口うがいをすると喉はスッキリするものの、なかなか喉の奥に感じる違和感を拭うことは難しいです。

そして日数を経過するごとに上記のような風邪症状が発現・悪化してきます。

クリニックで薬をもらって服用しても、そのとき症状が治まるだけで風邪が長引く人が多かったのではないでしょうか。

自分も抗生物質を服用して対処してましたが治癒している感覚はありませんでした!

自分のようなSEXをして口から細菌などをもらって発症する「急性」タイプもいれば1ヵ月ほぼ毎日症状があるような「慢性」タイプもいます。

どちらにせよ正しい治療・ケアをしないと悪化することは間違いなしで自律神経の異常にも関係していることが分かっています。(手首を保温したり温めて寝ると効果ありますが今回は割愛します)

自律神経悪化の一つに関連した記事「性欲と勃起力を取り戻す!塗るだけで男性ホルモン【テストステロン】増加」こちらも気になる方は読んでみてください。

 

治療・緩和

上咽頭は鼻と喉の間にあるため普通の口うがいでは効果が発揮しにくいです。

私もイソジンなどでうがいをしてましたが、風邪をひかなかったときはラッキー程度でした。

じつは「治療法は確立」しており、下記に治療法の紹介や自分の経験による緩和方法を記述します。

Bスポット療法(EAT)

Bスポット療法は耳鼻科で行われる治療法です。(全ての耳鼻科で対応しているものではありません)

上咽頭擦過(さっか)療法」ともいわれ0.5%~1%の塩化亜鉛をしみ込ませた綿棒を上咽頭にゴシゴシと強めに擦るように手法です。(日比耳鼻咽喉科様から画像引用)

かなりの激痛らしく失神してしまう人も過去にはいるそうです!!

効果は高いといわれていますが「人生を変えたい!!」と思うほどでないと怖くて自分にはできません💦

いまのところ鼻うがい(後述)をオススメしてますが効果がなければBスポット療法の検討をしてみてもよいでしょう。

Bスポット療法による治癒の根拠となる作用は下記の3つです。

  1. 抗炎症作用・・殺菌効果のある塩化亜鉛により炎症がなくなり、二次炎症も防ぎます
  2. 瀉血(しゃけつ)作用・・患部を擦って出血させることで炎症物質や老廃物を除去し、自己免疫疾患を改善
  3. 迷走神経刺激作用・・脳からの刺激を正常に行わせて脾臓から白血球を放出して全身の免疫疾患の改善に寄与

漢方

漢方には痛みを抑える即効性が期待できません慢性などによる喉の痛みには効果があります。

即効性がある漢方もありますが、徐々に治癒させていくのがメインです!

昔(20代前半頃)は上咽頭炎など知る由もありませんから「扁桃腺(のどちんこの両端)の悪化」という考えを持つ人が多かったと思います。

そこで当時飲んでいたのが下記に紹介する「桔梗湯」という扁桃炎に効果のある漢方です!

漢方の最後に「散」「丸」「湯」とありますがこの違いをご存じですか?
実は「散」は粒状、「丸」は錠剤のような塊状、そして湯」はお湯に溶かすことで効果を発揮するという意味です!

最後に「湯」と書いてあるのはお湯に溶かしてゆっくり時間をかけて飲むことで効果が出やすいという意味なので、この「桔梗湯」もお湯に溶かしてお茶を飲むように服用します!

この漢方は「第二類医薬品」ですから登録販売者の私が説明することができます。(一応ね)

この漢方のおかげでSEX後の喉の痛みは改善されたので喉が痛いだけの人はぜひ服用してみてください!

この「桔梗湯」はSEXした当日などの症状が出そう、出たときに頓服として十分であり、毎日飲むようなタイプではありません!

 

鼻うがい

よもがオススメしたいのが【鼻うがい】であり効果は抜群!!

鼻うがいって効果がそこまであるようには思えませんよね・・

自分も以前は鼻うがいの効果や面倒だし痛そうだし・・と敬遠していました。

しかし、SEX当日の夜と次の日の朝に鼻うがいをすると2日後には鼻水と喉の違和感が発症していましたが、全然症状が出ませんでした!

それでは続けて効果、やり方を紹介します。

 

効果

花粉症や風邪などでおこる鼻づまり・鼻水・ムズムズ感などのトラブルの原因となる鼻腔内の花粉・ハウスダスト・雑菌などを取り除きます。

スッキリとすることで鼻の通りがよくなり、清潔にすることで上咽頭の役割の強化に貢献します。

個人差により1回で十分効果を得られる人や、数日かけて鼻うがいをすることで症状が改善していくことが期待できます。

私は夜1回と次の日の朝1回の計2回することで確実に症状が出なくなります

もともとは花粉症などのために市販されていますからもう花粉の時期になったら回数が多くなりそうです。

 

やり方

重要なのは上咽頭を洗浄することなので鼻から口で出すタイプの洗浄でなければ意味がありません!!
間違えて鼻から鼻で出すタイプの洗浄液は買わないよう注意しましょう!

  1. 鼻をかんで鼻水などがないようにする
  2. ハナノアの容器を鼻の穴に正しく当て、顔を少しだけ上向きにして液を注入する
  3. 「ア~」と声を出しながら液を注入することで鼻の中に液が残る
  4. 声をとめて少し下を向くと自然と鼻と口の両側から液が出てくる
  5. 鼻水などが垂れてくるので鼻をしっかりかんで鼻回りを清潔にしておわり

生理食塩水は人体の体液に近い性質のため痛みがありません

普通の水道水やプールなどは塩素などが原因で鼻にツーンとくるため、自作で液を作る場合は生理食塩水というカタチで作ると、鼻に液を入れたときの痛みが軽減します。

紹介しているハナノアは痛みがまったくなく、友人にもオススメして良くなったと評価をもらっています!!

ハナノアの詳しいやり方は「ハナノア公式サイト」に動画も載っていますから確認してみてください!

※鼻うがい液は市販の「ハナノア」以外にもあり、自作も可能ですから試してみてもよいでしょう!(下記はレタスクラブ様から引用)

 

まとめ

上咽頭炎について簡単にまとめました。

症状

上咽頭炎は、上咽頭(のどの奥の部分)の粘膜が炎症を起こすことで下記の疾患がおきます。

  1. のどの痛みや痒み
  2. 咳やくしゃみ
  3. 喉の赤みや腫れ
  4. 声がかれる
  5. 発熱
  6. 頭痛
  7. 全身のだるさや倦怠感

特に多いのは鼻水と喉の違和感であり、関節痛などは主な症状として少ないです。

初期段階での治癒、緩和することで症状の悪化を防ぐことができます。

 

治療・緩和

紹介した治療・緩和方法について表にまとめました。

治療・緩和方法効果期間オススメ
Bスポット療法(EAT)耳鼻科クリニックで治療治療法として確立しているが痛みを伴う1~2回/週の通院、約3ヶ月の継続が必要
桔梗湯お湯で煎じてのむ対策としては容易だが効果の実感に個人差がある個人差があり、効果までに数日かかる
鼻うがい洗浄液を鼻から口へ出す症状の緩和等があれば今後も同様の効果が期待できる原因や発症の当日から数日間

各治療法の詳細については上記で説明しましたが、まずは【鼻うがい】をSEXした当日から3日間は朝夕(1日2回)で実践してみましょう!

それで効果があれば鼻うがいで十分であり、緩和が見込めない重度の場合は「上咽頭炎の治療ができる耳鼻科」で治療を検討してみてもよいでしょう。

治療が怖い方は「桔梗湯」という漢方で様子をみてみるのもアリです!

 

性活の変化

世の中にはSEXをしまくっても風邪をひかない人が多くいます。

そんな羨ましい性生活を指を噛んでみているSEX病側が、SEX後でも普通の生活を送れるということは夢に見た性生活ではないでしょうか!!

自分はこのSEX病を克服してから性活への考え方がだいぶ楽になりました。

SEXをした後には喉が痛くなって痰が出始めて鼻水が出て喉が腫れて咳も出始め頭痛や倦怠感・・・という順序が全て消えて気分も晴れているのですから!

なぜこの記事を書こうと思ったのか・・

じつはX(旧Twitter)でアンケートをとったのですが約3割の人がSEXの後の風邪症状に悩んでいるそうです。(下図はXでのアンケート結果)

88票のうち「全然風邪をひかない人」が約7割いましたが、約3割も「風邪になることが多い」のであればSEX病は国民病に近いともいえます。

人によっては風邪をひくのが嫌で口を使うキスやフェラができない、バニラだけで満足するようになってしまうなどの弊害もあるかもしれません。

全員を救うことは難しいですが、この記事をキッカケにほとんどの人が上咽頭炎を改善して性生活を充足できる日々が送れることを祈っております!

参考資料

この記事で一番参考になったのは下に紹介している本です!

他にも上咽頭炎に関する書物はたくさんありますから読んでみると思わぬ発見になるかもしれませんね!

もしこの記事があなたの一助になりましたら教えてくださいね。

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