前回は「潰し駒掛け」の潰しだったけど、今回は「本」がつくんだね。
本当のこまかけ・・ってそれもおかしいか・・う~ん、何の本だろう?
体位について
本駒掛け(ほんこまがけ)を解説した画像をご覧ください。
タチとウケのポイントについては詳しく解説をするので画像の<説明>は流し読みで十分です。
正面・右・左・後背面の4方向からの画像で体位を想像しながら読んでみましょう。
画像による解説
体位種別・・基礎となる体位(正常位・後背位・騎乗位・測位・交差位・座位・伸長位・立位)
青色・・体位を行うのにポイントとなるタチの体勢
赤色・・体位を行うのにポイントとなるウケの体勢
難易度・・★:易しい ★★:体力を要する ★★★:双方に筋力や柔軟性が必要
画像は体位を固定して4方向から撮影したもの
由来・豆知識
由来についての記述がありませんでしたが、正常位の「本手」、後背位の「本駒掛け」、騎乗位の「本茶臼」はどれも基本体位であり「本」という文字がついています。
そして、本駒掛けも「本」がついており、基本体位としての「駒掛け」というのは「背面座位」受け側の「四つん這い」の姿を表していると考えます。
どの体位も「基本体位」といわれる体位で汎用性(はんようせい)があり、容易に変化できる「基本」という意味があるといえます。
背面騎乗位の基本のカタチと覚えておきましょう。
「本駒掛け(ほんこまがけ)」という言葉は、「本」という字と「駒掛け」に分けることができます。
「本」とは、いわゆる「基本」のことで判断・行動・方法などのよりどころとなる土台のことです。
この基本ができれば他の体位も容易にできるということですね!
そして、「駒掛け」の「駒(こま)」とは昔の言葉で仔馬(こうま)や若く元気な馬のことをいいます。
「駒駆け」のほうだと馬が駆ける(速く走る)という意味でもとらえることができますね。
馬と聞くとすぐアッチの馬を想像してしまいますが普通ですよね?w
そして二つの用語を合わせると馬が駆けようとする基本のカタチということになるでしょう。
本来は仔馬を女性としてなぞらえてますが、わたしたちがこの体位を行うときは本当の意味での仔馬となりそうですね(笑)
ちなみに「駒掛け」という専門用語があるのをご存じですか?
三味線の糸を支える部品のことを駒掛けといい、江戸時代では三味線を弾ける男は大層モテたそうです。(現代でもカッコイイですよね)
江戸時代の用語で考えると、三味線の重要な部品である駒掛けを壊すという意味で女性を三味線にたとえ、男性を奏者としたのが由来ともいえますね。(フリー画像を利用)
また冬に炬燵に入りながら行う本駒掛けのことを「炬燵がかり」といいますが、冬限定なのと普段の性交体位として行える名称ではないので、戯道のなかには体位として含めておりません。
別名に鳴門(なると)・コタツの中でやる炬燵がかりという呼び名があります。
四十八手の名称には「駒(こま)」や「獅子(しし)」といった動物に関する名称が使われることが多く、この駒も動物に関する用語です。
それではタチとウケのポイントを確認していきましょう。
体位のポイント
上記では体位を簡単に把握してもらうために1枚の紙にまとめた画像を紹介しました。
より詳しくタチ・ウケのおさえるポイントと流れを記述していきます。
タチのポイント
まずはタチは足を横に崩すような正座のカタチになり、両手を後ろにして床につけます。
正座をするときに竿や玉がくぼまないように持ち上げて前面に出しておきましょう。
※正座になるのが厳しい人は足を伸ばしても構いませんが、掘りづらくなります。
ウケが背面になって竿にまたがって来たら、一度深くまで座らせます。
上体を手でしっかりと支えながら上下にピストンするカタチで掘りましょう。
いっけんタチ主導のように見えますが、タチは上下にしか動くことができないため、ウケがタイミングを計れることからウケ主導の体位といえます。
勢いよくピストンすると、タマがデカい人であればウケのタマとぶつかり合うため、タマに性感帯がある人は最高の体位といえます。
タチがウケの手を取って引くようにピストンするとより勢いが増します。
もし、あなたの竿が下反り(したぞり)であればウケの前立腺にも当たりやすくなります。
ウケのポイント
まずはタチに正座をさせて竿が出ているのを確認します。
ウケはタチにたいして背面(背中)になり、両手とヒザを床につけて四つん這いになるように座ります。
タチの竿を座るように受け入れたら前かがみになって手でしっかり上体を支えましょう。
一度しっかりと沈みこんで竿を深くまでいれてみてください。
このときに、自分で少し動いてみて竿が抜けないか確認してみましょう。
この体位ではタチが上下にしかピストンできないためウケ主導の体位ですが、勢いよくピストンされると衝撃が伝わるため、しっかりと両手で体のバランスをとりましょう。
タチが足を伸ばしいるのであれば動きづらいはずですからウケが腰を振りましょう。
座ったときに注意してもらいたいのが「アナルの位置」が人それぞれ違います。
タチのピストンしたときに抜けるのであれば座る位置を変える必要があります。
ヒザの位置や腰の落とし方を変えるだけで掘りやすさが断然かわります!
背面座位でヤることでスポットに当たりやすくなったり、タマ同士がぶつかり合ったりをメリットもありますからぜひ基本体位として取り入れてみましょう!
注意点としては背中の汚れがタチにしっかりと見えてしますので背中のケアはしっかりとしておきましょう!
戯術展開
いきなり経験の少ない戯術を仕掛けるのは、ムードが大事なSEXにおいて無粋(ぶすい)ですよね。
やはり自然な流れのなかで抱きあい、包みあいたいところ・・
どちらかが初心者であれば体位の名称と簡単な説明をしてカタチになりましょう。
互いに上級者であれば基本体位から自然な流れを作るように察しながら戯(たわむ)れましょう。
本駒掛け の前に流れをつくる体位
本駒掛け の後に変化させる体位
潰し駒掛け(つぶしこまがけ)/〆込み錦(しめこみにしき)/月見茶臼(つきみちゃうす)/鳴門後ろ取り(なるとうしろどり)
動画の撮影について
AV制作や個人撮影している方も増えてきたので動画による撮影ポイントを解説しています。
写真であれば雰囲気も必要なので全体もありですが、動画で全体はさほど必要ありません。
頭側・前側
前側から撮影するときは体全体を映してから結合部に近づいていきましょう。
ウケは手で結合部を隠さないように広げると映りが良くなります。
結合部も見えることから前側からの撮影でも十分といえます。
上側・背中側
画像のような背中側からの撮影は全体がみえないためオススメしませんが、上側からの撮影は必要といえるでしょう。
上からであればタチの掘るようす、結合部、ウケの背中などエロ要素が詰まっていますね!
上⇒横⇒前の順番で撮影すると映えると思います。
横側
横から撮影すると、背面座位のカタチが分かりやすいですね。
また、全体を撮りながら結合部へのズームという撮影方法もよいと思います。
つなぎで使うなら回り込むように横から撮影しましょう。
尻側・後側
画像のとおりタチのお尻も床について見えないため撮影しても意味がないでしょう。
射精シーン
外出し(腹・顔)
この体位ではウケはトコロテンでの射精以外は難しいためタチの射精がメインになります。
横からの撮影であれば、射精してウケの背中に勢いよくブッカケたり、尻穴に塗りたくるのもよいでしょう。
しかし、できれば前側から撮影してもらいたいところ。
ウケは腰を少し高くしてタチの竿を引き抜き、タチはウケの竿や玉を狙うように射精します。
ウケの玉などにかかることで精液が垂れたり、当たらなくても前に射精されることでカメラに迫力がでます。
また、射精と同時に竿を抜いてウケの蟻の門渡り辺りに竿を密着させれば、精液がウケの玉や竿に沿って流れていき外出しでもエロい雰囲気を作ることができます。
中出し・再挿入
中出しの場合は「全体」と「結合部ドアップ」が見えるように2か所ポイントをおさえて撮影しましょう。
先に全体の映像を流し、再度ドアップシーンの2通りを映像にすることで最高の作品となります。
またウケが腰を上げて、両者の竿と、尻穴からの子種が映っているシーンであれば撮影技術はプロといえます!
まとめ
性徒 と よも から体位についてのヒトコト、関連リンク集に厳選ゲイ動画、解説した体位が行われているオススメ動画を紹介します!
体位についてヒトコト
ヤるときは基本的にお互いの顔をみつめあいながらの体位が多いから、あえて背面でやることはないかも・・
この体位でヤるなら見せつける感じだからカメラに撮影しちゃうね!
どうせ背面になるならウケの背中に抱き付いてイチャイチャもしたいなー
本来であれば背面座位も基本体位の一つといえます。
しかし、キスができなかったり背面での経験があまりないとお互いヤらないのが普通でしょう。
AVで観るから撮影専用の体位と勘違いしている人も多いですが、この体位も素晴らしい体位なので基本に取り入れてみましょう!
日本・海外ともにバックの本駒掛け(ほんこまがけ)のシーンは多く撮影されていますね。
特に海外はバックでの射精も含めてシーンが多いです。
関連リンク
前回の体位は⇒戯道ノ二十一 表四十八手21 潰し駒掛け つぶしこまがけ
次回の体位は⇒戯道ノ二十三 表四十八手23 〆込み錦 しめこみにしき
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