「廓繋ぎ」って難しい感じでどんな体位なのか字からも想像できません・・
なんとなく難度が高めの体位を想像してしまうのはなぜでしょう。
36種類学んだのにまだあるんですから奥が深い学問ですね。
体位について
廓繋ぎ(くるわつなぎ)を解説した画像をご覧ください。
タチとウケのポイントについては詳しく解説をするので画像の<説明>は流し読みで十分です。
正面・右・左・後背面の4方向からの画像で体位を想像しながら読んでみましょう。
画像による解説
体位種別・・基礎となる体位(正常位・後背位・騎乗位・測位・交差位・座位・伸長位・立位)
青色・・体位を行うのにポイントとなるタチの体勢
赤色・・体位を行うのにポイントとなるウケの体勢
難易度・・★:易しい ★★:体力を要する ★★★:双方に筋力や柔軟性が必要
画像は体位を固定して4方向から撮影したもの
由来・豆知識
由来は、『吉原つなぎ』や『角つなぎ』と言われる模様に見立てた体位からきているという説がありました。
吉原つなぎとは四角形の四隅をくぼませた形を繋ぎ合わせて縞(しま)模様にしたものです。(下の画像はフリー画像を利用)
「廓繋ぎ(くるわつなぎ)」という言葉は単語として「廓(くるわ)」という単語と「繋ぎ(つなぎ)」に分けることができます。
「廓(くるわ)」とは、周囲を塀や堀で囲ったところ、または遊女屋の集まっている地域のことをいいます。(フリー画像を利用)
この「廓」とういう感じをみただけで遊郭の花魁などを想像してしまう人が多いと思います。
この字を当てたということは性交体位にも「遊び」が大事ということでしょう!
そして「繋ぎ(つなぎ)」とは、つなぐこと、次の事が始まるまでの時間をうめるために何かを行うことなどをいいます。
二つの言葉を掛け合わせると「時間を埋めるための遊び」のような名称になりますね。
そのとおりで原本の「夢枕艶房秘考」にも『女房と亭主がブッキチガイになる形』として説明しているよ。
そういう意味では、この体位について読んでいる貴方も普通のセックスでは満足できなくなった上級者なのかもしれませんね!(笑)
四十八手の用語として難しい名称ですが、特異な体位として覚えておくと「遊び」を楽しめることになりそうな用語の一つではありますね。
それではタチとウケのポイントを確認していきましょう。
体位のポイント
上記では体位を簡単に把握してもらうために1枚の紙にまとめた画像を紹介しました。
より詳しくタチ・ウケのおさえるポイントと流れを記述していきます。
タチのポイント
ウケを仰向けに寝かせて両足を広げて腰を上向きにしてもらいます。
タチはウケに対して図のように垂直になってウケの片足を跨(また)ぐように座ります。
ウケの穴に竿を挿入したら両足を伸ばし、ウケの足に抱き付きます。
床に着いているヒザを利用して揺らすように腰を振ります。
想像がしにくい特殊な体位の代表例ともいえるような体位であり、実践する際の難易度もかなり高いです。
足に抱き付くことから、足フェチのタチにはたまらない体位といえます。
ウケのポイント
まずは仰向けに寝て両足を広げ、軽く腰を上向きにします。両手を床につけてバランスをとるのもよいでしょう。
タチが図のように垂直になってウケの片足を跨(また)いできたら、タチが挿入しやすいよう更に穴を天井に向けるように腰を上げます。
タチが挿入してきたら上体は力を抜いて、片足はタチに抱き付いてもらいます。
足は開いたまま、もしくは空いている足を曲げて楽にしもよいでしょう。
ウケは上体を動かすのも厳しいためタチ主導の体位ともいえます。
ウケにとっては腰を上向きにするなどタチ同様に負荷がある体位ですから無理はしないように気を付けましょう。
また体位としては特異なカタチですから気持ちよさは未知数です。
ぜひ試してみるのもアリです。
戯術展開
いきなり経験の少ない戯術を仕掛けるのは、ムードが大事なSEXにおいて無粋(ぶすい)ですよね。
やはり自然な流れのなかで抱きあい、包みあいたいところ・・
どちらかが初心者であれば体位の名称と簡単な説明をしてカタチになりましょう。
互いに上級者であれば基本体位から自然な流れを作るように察しながら戯(たわむ)れましょう。
廓繋ぎ の前に流れをつくる体位
廓繋ぎ の後に変化させる体位
立ち松葉(たちまつば)/御所車(ごしょぐるま)
動画の撮影について
AV制作や個人撮影している方も増えてきたので動画による撮影ポイントを解説しています。
写真であれば雰囲気も必要なので全体もありですが、動画で全体はさほど必要ありません。
頭側・前側
画像のように結合部など含めて遠目に映ってしまうが、体位のカタチとしては撮影しておいたほうがよいでしょう。
シーンとしては短めで十分です。
上側・背中側
画像では後側になっていますが、この状態でアングルを上側に持ってくるとタチの背中やウケの上体、表情が分かります。
表情に関してはこの体位でウケが喜んでいるかは微妙なところではありますが・・
後側からアングルを上側に向かって撮影すると自然なカメラワークな感じを演出できます。
横側
横側からの撮影だとウケの足で結合部が映りにくいかったりしますが、体位として撮影しておいたほうがよいでしょう。
シーンとしては短めで十分です。
尻側・後側
後ろから撮影することでタチの腰の動かし方や股の様子、ウケの片足の動きから感情を把握するなど見ごたえがあるシーンとなります。
あまり結合部をドアップしすぎると廓繋ぎの特異性や足フェチ感が薄まってしまうので少し遠目で撮影しても迫力はあるでしょう。
射精シーン
外出し(腹・顔)
ノーハンドでそのまま射精するのであれば暴走して飛ぶことも考えてウケの頭側から撮影しておけば全体のエロさが伝わるでしょう。
ウケの起き上がることができませんから互いに竿に手を添えることが厳しいため、野性な感じで放出するタチの開放感もありそうです。
中出し・再挿入
中出しは後側から撮影することにより体位のカタチやウケの表情なども映りこんでエロい感じを醸しだせます。
再度結合部をアップして玉の躍動感なども映すことができれば最高です。
この体位での射精シーンは見たことがありませんのでチャンスといえます。
まとめ
性徒 と よも から体位についてのヒトコト、関連リンク集に厳選ゲイ動画、解説した体位が行われているオススメ動画を紹介します!
体位についてヒトコト
説明を聞いても難易度の高さが分かります・・というかワンナイトラブが多いゲイの世界でこの体位をいきなり実践するようなヤバい人はいないと思います。
そういえばこの体位の難易度の★は2ですけど最高は★3ですよね?これ以上に難易度があるということですか!
よく難易度に気づきましたね。私の独断ですがまだまだこの体位より難易度の高いカタチはありますよ!
しかし、廓繋ぎも★3に近いぐらいカタチになるのは大変ですが。
この体位はそもそも両者が実践する心意気と変態さが必要で、カタチ作るための努力が必要です。
もしこの体位ができたのであれば互いに上級者なのは間違いないでしょう。
日本と海外どちらも廓繋ぎ(くるわつなぎ)のシーンはAVで見かけたことはありません。
関連リンク
前回の体位は⇒戯道ノ三十六 表四十八手36 筏崩し いかだくずし
次回の体位は⇒戯道ノ三十八 表四十八手38 蜻蛉 かげろう
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