性病の検査をしたいけど判定までの間は不安にもなるため勇気がいりますよね!
まだシュレディンガーの猫だったのが罹っていると確定したときの不安感、まるで試験の結果を待つような・・例えたらキリがないですねw
以前は検査するにはクリニックだったり保険適用がないから金額も高いなど、検査しなくてもいい理由はありましたが500円と聞いたら検査してみてもいいかもと思いませんか?
また性病に関する私なりの見解を目次後半に載せています!
ワンコイン検査
HIV・梅毒の検査を両方、片方ともに500円で『ワンコイン検査会』が不定期で開催しています。
簡易検査ですが『500円』で検査してくれる時代になったなんて嬉しいですね。
自分はクリニックの自由診療などで検査をしていたので数千円は最低でも費用がかかりました。※自由診療だと保険が適用されないので患者が100%負担
基本情報
やはり安く、早く判定ができ、陽性後のケアについても相談できることでしょう。
NPO法人You’th Care様、パートナー共済様と共同で、新宿2丁目で不定期開催しています。
当院では、より多くの方々にHIVの検査を受けていただきたいという思いから、HIVの検査をワンコイン500円で受けられる出張検査会を不定期開催しています。
今後も、関係団体様と協力しつつ、より多くの方が気軽にHIV検査ができる社会の実現を目指し、活動を拡大していきたいと考えております。
検査の場所
検査会場は新宿と上野で開催しており、新宿では『新宿2-15-1 秋場ビル601』『新宿2-15-13 第二中江ビル302』、上野では『上野3-14-12 UENO BLDG.401』で開催されています。
今回わたしが検査した会場は『新宿2-15-1 秋場ビル601』です。
TEL 03-5315-0677
新宿二丁目•上野ワンコイン検査会のX⇒@kensa_shinjuku2
E-mail info@studio-gatt.jp
ちなみに『上野3-14-12 UENO BLDG.401』と聞いてピンときたかたもいるはず!
実はこのGATTという会場で【縄プレイ体験】をさせてもらったところなんです。
ただし安心してください。縄に縛られながら銀次さんに血を抜かれるといったことはありませんw
以前お世話になったところで別の活動もされていたりと、ブログを書いていてつながりがあるのは本当に不思議な感じです。
感想
やはりワンコイン検査で重要な手軽さと安さは間違いなくコスパもいいですね。ただ、混んでいたので時間は思ったよりもスムーズではないです。(長くても1時間くらい)
まぁワンコインとはいえ検査をしたあとに陽性だった場合などを考えるという不安感はあります。
しかし、陽性だったとしても早めに対処できるということを考えれば決してマイナスではありません。
人間は必ず病気になってしまうことがありますから。
HIVについては他で検査をしていたので今回は梅毒のみ検査をしました。
検査方法を調べていなかったので血液を注射でとるタイプの検査方法と勘違いしており、数値で判定を出してくれるものかと思ってました・・(精密検査RPR法)
最近おでこのニキビが続いておりプクっとしたニキビも出てきたため、もしかしたら梅毒!?と思い検査をすることに決めました。※前から皮膚科で診てもらっている
もし梅毒が原因なら薬を飲めば治癒するのではないかという変な期待をもって検査に行ってきました・・
ついでに腹回りの脂肪も梅毒が原因なのでは・・
ちなみに自分の結果についてはお伝えしません。
他の性病などの検査をしたときに陰性とお伝え出来なかったときは陽性判定が出たと勘繰られるでしょうし、やはり個人情報になりますからむやみやたらに口外するものでありません。
口外する場合は100%自分の責任になってしまいますから気を付けましょう。
ただ結果的には、薬に頼るのではなく食事制限と有酸素運動をしっかりしないといけないと思いました・・
検査の流れ
一日の流れを書いてますので内情が知りたい方は「検査の流れ」をご覧ください。
LINEで予約
2024年1月14日(日)の18時に新宿駅到着
性病の検査は定期的にしてますが、「500円」という価格で検査をしてくれるというのは大変ありがたいですよね。
若者は特に財布と相談している人も多いでしょうから時間、価格ともにリーズナブルです。
じつは検査当日、予約ではなく普通に行けば検査してくれるものだと思い昼過ぎまでのんびりしていたのですが右上のQRコードに【詳細情報・予約】の文言に気づきました。
あっ!・・『予約』という単語をみてまさかと思いLINEで登録してみることに。※拡大したQRコードの読み取り可能
登録したら早速開催日や予約希望日のメッセージがでてきました。
一通りLINEに予約する旨を記述していくことに。(予約方法はLINEで簡単にできました)
返信は18時すぎに来て予約も問題ありませんでした。※返信がある場合は時間調整や質問があったときのみです!
検査会場
少し早めに新宿に来て紀伊国屋書店などの観光ルーティンが終わり、外が寒いので20分前くらいに我らの聖地『二ベロ』に寄り、コーヒーで一息♪
3分前になったので新宿公園の反対側にある建物へ向かうこと約1分で会場に到着。
あまり目立たないので気づくのに時間が掛かりましたがここが『秋場ビル』ですね!
扉を押して中に入るとインターホンがありますから「6・0・1・呼」を押しましょう。
応答があったら「19時にワンコインの予約をして来ました!」と伝えると扉の鍵を解除してくれます。
ちなみに同じタイミングで5人くらい来たのでびっくりしてしまいました。
さらに解錠された扉を押して通路の奥まで進みます。
奥に進むとエレベータがあるので『6階』へ上がって行きましょう。
6階に着いたらエレベーター下りて左に向かうと目の前に扉があり看板が設置してあります。
カギがかかっているのでインターホンを鳴らすとスタッフの方が扉を開けて案内してくれます。
自分も案内されて部屋の中へ入りました。(会場内は撮影できないため画像は公式から引用)
部屋の中はザ・病院のような圧迫感はなく、棚の上に熊手などの小物が飾ってありアットホームさを感じました。
室内の様子
この日はかなり混んでいたのか約10人くらいの男性が既に部屋の中におり、イスが足りなくて立っている状態でした。
そして案内しているスタッフの一人にSplash!で見かけたことのある人がいましたね。裏ではみんなマジメに働いていますね~(本来はゲイ世界が裏)
玄関で靴を脱いで扉の横にあったスリッパに履き替えます。
玄関の横にある棚の上にはいろんな広告があり、気になるものがあれば待ち時間に見てみましょう。
イスに座っている人はアンケート書いており、他の人は立って待っていました。
約10分ほど経ち自分の順番がきてアンケート用紙に記入をしました。
名前記入欄については本名である必要はないので皆さんの『源氏名』でいいと思いますw
電話番号や住所の記入など基本的な必要事項は記入が必要です。
また、HIV・梅毒の検査をしたことがあるかなど簡単に記入します。
書き終わったらスタッフに声をかけてアンケートの必要事項を確認してもらい、LINEで結果通知専用の登録をします。
このときスタッフに500円を渡すので、できれば100円玉ではなく500円玉を用意しておくと良いです!
男性スタッフ(医者?)の方に呼ばれてアンケートを見ながら問診があり、判定後の流れやプレップやクリニックについての説明などをしてくれます。※保険の勧誘などはありませんでした
もし陽性判定になったとしても希望があればクリニックで相談可能など丁寧に説明してくれました。
簡単な問診のあとに検査室に案内されます。検査室は上記の画像の右にあります。(会場内は撮影できないため画像は公式から引用)
今回は2人(男女)のスタッフが待機しており、イスに座って検査をしてもらいます。
自分は簡易検査が初めてで基本クリニックにいって血液をとって検査してもらっていました。
てっきり注射で抜かれるもの勘違いして袖をまくろうとしてましたが、指に針を一瞬指すタイプでした。
初めて指先に針を刺す検査をしましたが、痛みはなくチクッとしたような程度です。
スタッフの人が開けた穴から血を採取するために指先を搾るのですが・・
血が出てこない(笑)・・もう一度試したらやっと血が出てきて検査キットに血を付けることができました。
自分は肌が白いので血管は見えているのですが、ベテラン看護師さんでも血の採取に苦戦するみたいで新人看護師にやられると何回も針を出し入れされることがありますw
採取が終わった後は「お疲れさまでした」と「結果はLINEに送る」旨などを伝えられ、そのまま帰宅するだけです。
混んでいたこともあり19時スタートに入場し、約40分くらいで終わりました。普段はもっと早いかもしれません。
なぜか検査をしたという一つの目的を達成したことに心は少し軽くなるものですね!
普段新宿などの夜の都会で遊ばない私にとって目の前にある新宿公園でさえ大人の雰囲気を感じてしまいます(笑)
このあとは二丁目散策とかしていましたが日曜日ということもあり落ち着いた感じでした。
ちなみに20時30分にはLINEで結果が届き、メッセージに陽性か陰性かが表示されているのですぐ結果が分かりました。約1時間後には結果が届いた
性病
HIVと梅毒について基本情報を確認しておきましょう。
HIV
- HIVの定義: HIVは、免疫力を攻撃するウイルスで、AIDS(Acquired Immunodeficiency Syndrome)を引き起こす可能性があります。
- 感染経路: 主に、感染者の血液、精液、膣分泌液、乳汁などが健康な人の血液循環に入ることによって感染が広がります。性行為、共有針、母子感染などが主な感染経路です。
- 予防方法: 安全なセックス(コンドームの使用)、無菌針の使用、結核患者との触れ合いに注意するなどが予防策として挙げられます。
- 検査と治療: 定期的なHIV検査が重要であり、陽性の場合は早期治療が必要です。現在、抗レトロウイルス療法(ART)が利用されています。
今は治療薬が進歩しており効果が2ヵ月継続する持効性注射剤のHIV治療薬 『ボカブリア水懸筋注400mg/600mg』もあります。
2022年の国内総感染者数は34,407人といわれていますが未検査を含めると3倍以上といわれてますから2024年の現在は約10万が罹患している可能性もあるでしょう。
梅毒
- 梅毒の定義: 梅毒は、Treponema pallidumと呼ばれる細菌によって引き起こされる性感染症です。
- 感染経路: 梅毒は、感染者との直接的な皮膚接触によって広がります。性行為が最も一般的な感染経路です。
- 症状: 梅毒は段階的に進行し、初期症状は潰瘍や発疹があります。適切な治療がない場合、重篤な合併症が発生する可能性があります。
- 予防と治療: 安全なセックス、適切な治療が重要です。梅毒は抗生物質で効果的に治療できます。
昔からある飲み薬の抗生物質『ペニシリン』が効きますが、最近は注射薬「ステルイズ」での治療ができるようになりました。
近年は1万人を超える感染者数で未確認を含めるとかなりの人数が感染している可能性があります。
※梅毒に関する記事は過去に『性病 梅毒(ばいどく)ってなに?』で取り上げています。
予防と治療
私は薬局やクリニックに勤めていたり、個人的に薬学や医学書を好んで見るので運よく性病に関する情報も得ています。
しかし、一般人はおろか医療関係者でも専門外の見識はないことが普通なので治療薬について知らない人が多いです。(たとえばHIV・梅毒に注射薬ができていること)
ただ性病についてはSEXをしたら感染する確率があることは知っている・・だけが現状なんですよね~
罹ってしまう大きな要因は免疫力の低下時に性行為をすることでしょう。
コンドームをしたから99%大丈夫・・なんてことはありません。
フェラは低確率の感染だからナマでしゃぶるけど、挿入するときはゴムして高確率の感染を防いでいるから大丈夫!という人が現実に多くいます。
その回答では私からすると本当の予防とはいえません。
HIVにはプレップなんかの予防薬がありますけど梅毒ってワクチンとかないんですか?
なんかSEXするたびに性病のことを気にしないといけないし、予防だ治療で結局費用がかかって大変なんです・・
プレップについてはセット価格で販売しているので相談してみてもよさそうです。※下の画像を参照
梅毒については残念ながらワクチンが現在でもありません。
しかし、治療が簡単なので感染したとしても気にする必要はありません。
もちろん病にはかからないのが理想ですが現実はうまくいきません。
結局人間はウイルスや細菌と共存していかなければならず、何かあればそのときに適切な対応ができることが重要なのです。
ただし、自由にSEXしすぎたときの代償も考えなくてはいけませんから自分の体調と相談しながら適切にSEXを楽しみましょう♪
罹った人の責任?
ハッキリ言いますが罹った人の責任ではありません!(故意は別問題)
性病に罹った人にたいして「税金の無駄遣い」や「本人の責任のみを追及する」ような考えが日本人には根強いですが、病気になりたくてなった人はいません。
相手の背景も分からず、性欲に自由奔放だったと罵る人もいますが、意図しない症状に苦しんでいる人のことを蔑む者は共感力がないといえます。
これはコロナのときもそうでしたがパンデミックにより、マスクして人と距離をとっていたとしても意図せず感染する人が多くいました。
そんな感染者に罵詈雑言を浴びせ、結局自分が罹ることで被害者であり加害者にもなる人も多くいました。
みんなある程度気を付けているけどパンデミックは自然災害に近い現象ですから100%隔離をしていないと防ぐことは不可能です。
また、よく自分は罹らないと謎の自負を持ち、病気になった後に絶望感を苛まれる人もいますが短絡的な考え方をして生きているとこのように苦しむことになります。
やはりこれも無知であるがために病気から逃げ、症状も治療も分からず絶望しているだけです。
そのあと病院で診てもらって性病を正しく理解した人が、むやみに恐怖に駆られたり煽るようなことをしないのも正しい知識を身につけた恩恵と捉えることができます。
予防することはもちろん大事ですが、本当に予防するなら始めからゴムを付け前戯でもキスはせずにただ見つめ合うだけ・・っていって納得する人はいないですよね。
完全ゴム派・挿入時ゴム派・ナマ派どれも互いに納得したうえで性行為を楽しみましょう。
性行為を心から楽しむことはホルモン物質であるオキシトシンを分泌するために大事なことです。
差別と偏見
またXなんかでよく話題になるのが私見による性病のポストですが、よく炎上して広まっていますね。
基本的に容姿・宗教・病気について安易に相手をおとしめるような発言をしてはいけません。
なぜ炎上しているのかというと、知性を含ませながら差別的な発言に正当性をもたせようとしているためでしょう。
「HIVを治療中のU=Uはイヤだ!」「梅毒に罹るなんてありえない!」
しかし、クラミジアなどの他の性病に関しては意外とみなさん無関心なのはなぜでしょう?
そりゃあメディアや雑誌でもよく耳にするのは「HIVは不治の病」ですし、「梅毒も感染が広まっている」から怖いって思いますよ。
死亡例がある性病に罹らないことが第一優先ですよね。
たしかに死亡する可能性の高い性病にばかり目がいってしまうのも仕方ないですね。
死亡例は少ないですが淋病だと梅毒の約10倍くらいの感染数という統計があります。
10倍にもかかわらず重症化する可能性のある淋病がすごく気になっている人はいないでしょう。
その多くはマスコミなどで取り上げられることも少ないのでよく耳にする感染症に恐怖してしまうこと、死亡などの情報もないので知識がなくても安心してしまうことなどがあります。(実際は死亡例あり)
ちなみにU=U(Undetectable=Untransmittable)とは適切なHIV治療を受け、血液中のHIV量が検出感度未満のレベルにまで抑えられ、その状態が続いているHIV感染者からは、性行為によってHIVが他者に感染することがないことを表す言葉です。
よって一般人と変わらないのですが、罪悪感なのか正直にU=Uを伝える人や、知ったことで相手を獣のように蔑むなど穏やかでないのが現実です。
なぜかHIVよりマズイ病気が世の中にはたくさんあるのに、性交渉のときはHIVは報告したがる人がいますね。
U=Uであるならばしっかりと治療に努力をした証明ですから罪悪感を持つ必要などありません!
わざわざ「伝染性単核球症(キス病)」を持っているとか伝えないですよね!?
そもそも性行為の前に「〇〇という病に罹っているけどよろしくね♪」なんて言われても困るので空気を読みましょう!
また、障害者手帳による補助で費用負担が少ないため、命にかかわるのに勝手に途中で薬を中断する人もほとんどいません。
そして性行為での非感染率はU=Uとプレップ>非感染者>未検査>感染者となるので感染確率を気にするのであればU=Uとプレップの方であれば安心です。
ちなみに小言になりますが「治療者の税金の無駄遣い」という人がいますが、結局は医療業界や製薬会社にお金が流れ、様々な治療の研究に使われ、最終的に自分たちが病気に罹ったときに薬が完成していれば運よく治癒できます。
歴史・経済・医薬・科学など様々な分野から考えてみると案外ムダともいえませんね・・
長々とご覧くださりありがとうございました。
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