LGBTQ+のなかでG(ゲイ)の「よも」です。
今回は2023年4月23日(日)のTRP(東京レインボープライド)2023に友人と2人で参加してきました!(入場料は無料)
大変な盛り上がったイベントでどんな感じだったか書きました!
下記内容は「よも個人」の感想です。撮影した画像に一般人が写っている場合はモザイクをかけています。
※画像の一部は公式サイト(下のリンク)から引用しております。
当日(2023年4月23日)の午前中の天気予報は曇りで、神奈川の家を出発した9時過ぎはまだ肌寒いときでした。
11時前に原宿駅に着いたときには青空が広がりはじめてだんだん暖かくなってきました!
これは幸先(さいさき)がよさそうです!
TRP(東京レインボープライド)2023とはどんなイベント?
TRP(東京レインボープライド)がどんなイベントか簡単に説明していきます。
まずは公式による趣旨が下の引用になります。
『東京レインボープライド2023』は、LGBTQをはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベントで、特定非営利活動法人 東京レインボープライドが開催しています。(公式より)
LGBTQ+を世界に啓発するためのイベント
「セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)のパレード」として国際的に認知されており、
欧米諸国をはじめとして世界中で毎年開催されています。
規模が大きいものだとニューヨークなどで100万~300万人の動員を記録しているそうです。
LGBTQ+とはなにか
- L:Lesbian(レズビアン)- 女性同士の愛や性的関心を持つ人
- G:Gay(ゲイ)- 男性同士の愛や性的関心を持つ人
- B:Bisexual(バイセクシュアル)- 異性と同性の両方に愛や性的関心を持つ人
- T:Transgender(トランスジェンダー)- 自分が生まれた時に与えられた性別とは異なる性自認を持つ人
- Q:Queer(クィア)- 伝統的な性的指向や性自認に当てはまらない人
- +:プラス – その他の性的指向や性自認を表す
ステージやパレード・協賛ブースなど
毎年開催(過去にコロナ自粛あり)される代々木公園(よよぎこうえん)はかなり広い公園です。
道路を隔て歩道橋を渡った先も公園が続いており、橋を渡ったところにあるイベント広場を使用してイベントが開催されています。
開場時間の11時から18時までイベント広場にてさまざまなブースやステージ、屋台などの出店を楽しめる工夫がされているので人気がありますね。
わたしは22日(土)と23日(日)の二日間開催されたうちパレードのある23日のみ参加しました。
パレードは代々木公園から渋谷駅付近を通り、原宿駅にもどるカタチで行進しています。
ステージでは前半(11:00~12:00)に各国の大使などがスピーチをおこない、後半(15:30~18:00)はアイドルや芸能人がステージを盛り上げてくれます。
23日の司会は小原ブラスさんとブルボンヌさんのお二人でした。
開催場所はどこ?
開催場所は東京都にある原宿駅の近くで明治神宮もすぐ目の前にある代々木公園(よよぎこうえん)です。
代々木公園は原宿駅から徒歩3分ほどのところにあるかなり大きな公園です。
イベントが開催されているのは道路を隔てたところにある会場付きの広場です。
上のマップに赤(橙)色と黄色の2通りのルートを書き込みました。
代々木公園の大きな正門から進んでバラ園を通り、左に向かうと大きな歩道橋がある赤(橙)色ルート。
道路に沿って歩いて横断歩道を渡る黄色ルートの二通りがあります。
イベント広場には会場入り口として門が2か所(渋谷門側とケヤキ並木側)ありますが、赤色ルートは歩道橋を渡るため門が設置されていません。(下の画像は橋の上からの景色)
ブースなどの会場全体の様子は?
それでは門の場所を知らずに歩道橋から入ってしまった私ですが、開始11時の橋の上から見た様子がこちら!(まだ空いてる)
11時(開場時間)の雰囲気
上の画像のように橋の上から見て「空いてるな~」と思いながら降りるために階段まで進むと
11時から開場なのにすでに結構な人が階段の下にいる!!
階段を降りた時には人は多いものの、まだ余裕をもって歩くことができました。
そして「やはり門から入りたい!」と思い渋谷門側の入り口に移動してビックリ!
なぜか鳥居ではないのに友人と一礼して中をくぐっていきました(笑)
少し歩いただけでかなりの人でごった返しており、先に進むほど人混みで歩くスピードが遅くなってました。
※画像は人が少なくなったタイミングで撮りました。
今回は公式グッズを買おうと意気込んでいたので早速近くにあったグッズ屋へGO!
(今は物をあまり増やさないために購入を控えてます。違うモノなら増やしたい・・)
そして今回購入したものが「扇子(Official Artwork for TRP2023)」と「TRPシリコンブレスレット20mm」の二つ
TRPシリコンブレスレット20mmが700円
事前のネット販売では参加する1週間前には全品完売している状態
扇子(せんす)は布が少し透けていて虹の感じがおしゃれな雰囲気の実用的なもの。
シリコンブレスレットは手首に付けているだけでも参加している雰囲気になるために購入しました。
他にもたくさんの種類があるので気になる方は公式ホームページへ
どんなブースがあるのか
人混みのなかゆっくり見て回るのは大変でしたが、いろいろ歩き回ると面白いブースがいっぱい!
写真撮影が映えるセットが設置されたスペースがあり、スタッフがスマホで記念撮影をしてくれるサービスがありました。
しかし、すごい行列なので撮りたかったけど記念撮影は断念(´;ω;`)
他のブースえをみると昔から協賛企業のチェリオのブースがあり、おなじみのジュースを配ってますね!
1時間ごとに制限を設けて配布しており、早めに並んだ人はチェリオのドリンクをもらえたみたいですが自分が15時くらいに並んだときには天然水に替わっていました!
下の「トヨタ86のライフガードカー」は派手でカッコいい感じが好きです!
車の上にミサイルのようなデカいライフガードが乗ってる車もありました。
道路を走っているところがニュースにもなってましたね!
他には漢字の女偏を「男偏」に変えた「ゲイ専用の結婚(婚が男偏)相談所」が設けらたブースがありました。
あまり積極的に人が集まっている感じではなかったです。(休憩中だったのかも)
また昨今は男も美容を気にする時代なので無料でできる肌診断のブースがありました。
こちらも混んでいて肌診断も断念(´;ω;`)
どこも来場者で激込み状態でブースに参加しづらく、歩き回るだけで精一杯でした。
他にも未来に向けて一言書いてほしいといったブースもあり、お箸や栄養ドリンクなど配っていましたね!
食事はどこでできるの?
食事は基本立ち食い(座る場所はあるが少ない)で会場内の2か所に屋台が集中して固まってるブースがあります!
ブースにはさまざまな種類の屋台があり、海外から来た外国人もたくさん参加しているのでいろいろな国の屋台があります。
わたしは美味しそうな「チキンケバブ」を見つけたので友人と行列に並んで買いました。
下の画像が「チキンケバブ」で意外と大きく、生地と肉とキャベツのシャキシャキ感がマッチしていて美味しかったです!(900円)
あとコカ・コーラのブースで「コーラ(100円)」を買うとおまけで虹色のバンドがついてきました!
これからはコーラを買ったときはバンドを付けておしゃれな気分で飲まないとw
そして「鮎(あゆ)の塩焼き」が売ってる屋台があり、鮎を食べたことないので昔から気になっていた串焼きに挑戦しました。
子持ちの鮎で塩気が程よく、丸ごと全部たべれてメチャクチャおいしかったです!(1匹1000円)
これはビールなどを飲みたくなる気持ちがわかりますねw
正直どれも美味しいですが男の腹を満たすには物足りなさはありますね。
量が多めの屋台があるとありがたいです。
一緒に撮影してくれた方々
基本カメラになれていない自分は作り笑顔すぎて自然な顔つきになれない残念な人間ですが、それでも一緒に撮ってくれました!
知り合い
昨年から少しはゲイとして活動範囲を広げてきたよもにとって今回は何人か知り合いに会えるのではないかと期待してました。
ところが午前中はあれだけ人がいるのに知り合いに会わない・・・
Twitterでゲイモデルとして活動をしている方を数人みかけたくらいでした。
午後に入っても知り合いに会わないことに、なぜか焦りはじめたとき!
ついに「splash!主催のリリーさん」を発見!(splash!に関してはこのイベントから)
お互い友人を連れており、リリーさんの連れの人は知らない方なので挨拶くらいですませてまた移動・・(やっと知り合いに会えてホッとしましたw)
他にもゲイX(旧Twitter)界でスペース(会話)中に凍結した「ブリザード」の異名を持つ彼(下の画像の右から2番目)が友人2人を連れており、みんな快く記念撮影をしてくれました。
結局1日いて知り合いに会えたのは6人ぐらい。
もちろん気づかずにすれ違いもあるとは思いますが、6人に会えたのは多い方なのかわかりませんね。
前日(22日)のTwitterのツイートをみていた時はかなり参加しているイメージでしたが、23日の二日間続けて参加する人は少なかったようです。
GX3ブースに「たつや」さん
男性専門のアンダーウェアを販売している「GX3(ジーバイスリー)」のブースが歩道橋の下に隠れるようにありました。(公式ホームページ⇒GX3)
GX3ブースではモデルとの記念撮影をしており、午前中からずっと行列が絶えない状態でしたね。
おそらく「2すとりーと(YouTube)」で有名な「たつや」さん(画像の左うしろ)がいるからでしょう!(他のお二方ももちろん見かけたことのある有名人)
一緒に撮影してもらったのは午後でしたが、おそらく皆さん(スタッフ含め)休憩もしておらず大変だったと思います💦
みなさん笑顔でポーズまで撮ってくれていい思い出になりました!(なぜか自分がまんなかになってるw)
ちなみに友人(ピンク服)は「たつや」さんにたいして印象が変わったそうで、想像していたより背が高く男らしい印象になったそうです。
わたしもYouTubeで見ていましたが髭も剃っておりイケメンで優しい雰囲気の方でした。男を毎晩連れ込んで遊んでいてもおかしくない印象でした(笑)
友人はタツヤさんに話かけてましたが自分は緊張して誰とも目があわせられなかった(悲
撮影が終わった後はパンツ姿の裸体が載っている素敵な冊子(エロ本)も頂きました💛
過去には現役プロレスラーの「竹田光珠」さん
実は2018年にも別の友人とTRPイベントに参加したことがありました!
そのときはまだデビューしてそんなに経っていない(2017年デビュー)であろう「竹田光珠(こうじゅ)」さんにお会いして記念撮影をしてもらいました。
今では二丁目プロレスラーとして大物になった光珠さん(光珠さんのTwitter⇒@666_koju)
このときは光珠さんを知らずにゲイの筋肉イケメンくらいにしか思ってなかった自分w
家に帰って調べたときに、「暗黒プロレス組織666」に所属している二丁目のプロレスラーだと知りました!(公式ホームページリンク⇒暗黒プロレス組織666)
まだ竹田光珠選手の試合を見ていないので今年(2023年)は絶対に見に行きたいところ。(願わくばイケメン同士の対決で・・・)
他にもこのときの友人は、とあるブランドのイケメンモデルと写真を撮ってました。(下の画像の男性)
この方も一時(2018年前後)はファッションモデルとして活躍していた気がしましたが、最近(2000年前後)はボディビルダーに転向していたと友人が言っていましたね。
プライドパレード
やはりTRP(東京レインボープライド)の目玉のイベントといえばプライドパレードですね!
プライドパレードとは
東京で日本初のプライドパレードが開かれたのは1994年で、当時の参加者は1100人だったそうです。(今は更新が止まっていますが参考リンクとして⇒これまでのTRP)
今年は23日の2日目のみプライドパレード行い、39ものフロートが出走して約1万人が渋谷〜原宿の街を行進したそうです。
東京レインボープライド2022(TRP2022)は、3年ぶりに代々木公園で「プライドパレード&プライドフェスティバル」を実施 いたしました。 コロナウィルス感染拡大防止のため人数制限をしながらとなりましたが、 それでも66,949人の方にご来場いただき、無事に開催することができました。(引用)
お腹が空いて、たまたま屋台ブースの方へ移動していたら午後13時開始のパレードが続けて行進しており、端の方に移動して観覧していました。
そのときに、まさかの乙武 洋匡(おとたけ ひろただ)さんが参加しており、慌ててカメラで撮影したらまさかのカメラ目線で写ってくれてる!!
乙武さんもいろいろと話題になった方ですよね!(乙武さんのTwitter⇒@h_ototake)
パレードは長々と行列になっていて参加希望者は全員が参加できたのではないでしょうか。
街でのパレードの様子などは下の雰囲気に画像や動画を載せました!
パレードの風景
まずは動画で雰囲気を感じ取って頂ければ(個人情報保護のためモザイクをしております)
いろんなカッコウで性別や人種を越えてたくさんの人が参加してますね。
みんな笑顔で楽しそうに手を振りながら行進してます。
渋谷駅へ向かう方面に移動するとさらに長い行列とグループが待機していました。
この中には外国人の人もたくさん参加しておりTRP(東京レインボープライド)がいかに世界に認知されているのかが分かりますね!
パレードの始めは「ライフガードミサイル」を搭載した「トヨタ86のライフガードカー」(戦車)が先導していました。
以前はパレードに裸体の男性が一部おり、裸というキーワードが話題となってしまったことがありましたね!
今年のパレードは制限を設けたのか上半身が裸の人も全然みかけませんでした。(たまたま見かけなかっただけかも)
歩道で並んで観覧している方も多かったです。
イベントステージ
代々木公園のイベント広場には大きなステージがあり、そこではさまざまなパフォーマンスなどをしていました。
午前中は各国の大使が舞台に立ってスピーチをしていましたが席はすいていますね。
15:30からステージが再開してパフォーマンスが始まり席が埋まり始めました。
16:15から芸能人たちをみようと思ってステージに近づきましたがすごい満員で入口に近寄ることもできず・・
仕方なくギリギリ見える位置を探してステージ外から眺めていました。
眺めていると、とあるママが横に現れて一緒に友人たち含めて複数人で見ることに。
(ママは美川憲一さんと飲んだことがあるそうで語ってましたw)
待つこと数分後、ryuchellさんが舞台にでてきました!
金髪の挑発でカッコウも女性になっており、自分を貫いてる感じになってましたね。
(雰囲気の写真は動画にして下にあります)
16:45からドラッグクイーンとバービーさんが出る予定でしたが、じつはこのときすでに17:10くらいになっており時間が結構おしてました。
そして時間がたつとともに肌寒くなってきました。
大きな画面があるので画面越しにはみえるのですが、やはり外だとご本達が小さすぎてよくわからない・・
5人のドラッグクイーンがそれぞれパフォーマンスを披露していました。
そしてトリの美川憲一さんの番がやってきました!
すでに閉場時間の18:00は過ぎていたと思いますが、やっと現れた!と思ったときに・・
まさかの大きな画面で撮影禁止のマークとステージ外にもたくさんの監視スタッフが現れて厳重体勢になりました。
残念ながら画像はお見せできませんが一部様子を書きます。
最初に歌ったのは名曲の「さそり座の女」でステージ上を動きながら歌い、演奏後に「いらっしゃい」と迎えてくれたあとに歓声があがり司会達とのトークショーとなりました。
ゲストで年配の男性が現れ(よしのさん?)楽しそうに会話をしていました。
2曲目を歌い始めるころはかなり肌寒さが増しており残念ながらこれでお開きにすることに。
ちなみに帰りの橋を渡ってる途中のほうが、ステージ近くにいるよりも歌ってるマイクの音が良く聴こえてましたw
下の画像の木がなければ橋の上にも観客がいて大変なことになってたかも・・
ステージを観るなら会場でゆっくり座ってみるためにも早めに会場入りして場所取りが必要です。
参加した感想
11時の開場から18:00過ぎのほぼ丸一日参加でした。
途中コーヒーが飲みたくて休憩がてら公園から抜けることもありましたが・・
1日参加したわたしの感想としては
ノリのよい友人と一緒にイベント参加できたので楽しい思い出になりました。
知り合いが多い人は顔合わせを楽しむことができるイベントでもあります。
しかし、知り合いが少なく一人でいくと大勢いるなかで孤立感をあじわってしまうため、気分の高揚目的ではあまりオススメはしません。
一人ならある程度の目的を達成したら帰るくらいの意気込みでよさそうです。
参加しようか迷っているなら
このイベントを楽しむポイントとして参考リストにしました。
仲間と行けるなら
一人で参加するなら
戦利品
下の画像にある商品ですが、ほとんどがブースの参加特典です。
購入したのは扇子とTRPシリコンブレスレット、コーラ(中身は飲みましたw)ぐらいですね。
ブースは豊富なので強者はもっと特典をゲットしてるかも!
冊子やチラシを渡してるところも多ければ、化粧品などの物品をくれるところもいくつかありました。
画像の下側に写っている箸は桜の木で作られたもので早速ウチで使用させてもらってます。
この虹模様の扇子は広げると少し透けており、広げて飾ってもオシャレですね。
休憩場所
さすがにあの人混みの中にずっといるのはしんどいので、イベント会場から離れた代々木公園内に移動しました。
隣の会場はすごい人だらけなのにコチラはすごく穏やかで気持ちがいいです。
人混みに疲れたら休憩場所として園内を散策するなど利用しましょう!
チェリオブースに並んで手に入れた「チェリオの天然水」・・ジュースはGETできませんでした~
噴水と天然水がマッチしており、CM感のある画像が撮れて好きw
公園側のトイレも混んでないので用を足すのにも便利!
友人のスッキリして(変な意味ではない)出てきた画像も載せたいけど、さすがに怒られるので載せられないのが残念w
費用はどのくらい?
さて、交通費は人それぞれ違うので除くとして(金額で住んでるところバレちゃうw)このイベントで払った金額をまとめました。
TRPシリコンブレスレット20㎜:700円
コーラ(バンドのオマケつき):100円
チキンケバブ:900円
渋谷のカフェでコーヒー:600円
鮎の塩焼き:1000円
合計で4800円でした!
友人は他に酒なども購入していたので7000円くらいかかったんじゃない!?
あまりお金を使いたくない人は上記を参考にしてみてね。
屋台で購入するとどうしても高くつくので近くのレストランで済ますのもアリかも。
イベントについて
お祭りとして周りと気分を高揚させたいのであれば仲間を集めて参加した方が楽しめます。
イベントを通してLGBTQ+という性の多様性を考えるなら一人での参加もアリでしょう!
にぎやかなLGBTQ+のお祭りと化していますが、参加することでいろんな人がいる多様性についてや時代の流れを感じることが本来の目的です!
見聞を広げるためにも、一人でもいいので一度は参加することをオススメしたいです。
ここからはTRPイベントの重要性について自分なりの見解を語ります。
そもそもこのイベントはLGBTQ+の多様性について啓発するイベントです。
30年前の約1000人から始まったこのイベントが現在に至るまでは大変な苦労があったものと思われます。
わたしたち(LGBTQ+)が今このように認知されたことは芸能人がTVに出演したり、イベントを開催したりと先人達が築きあげたおかげですね。
おかげで今の若い世代は性の多様性に寛容になり、年配の世代でも理解が進んでいるように思われます。
しかし政府の対応の遅さ(同性婚などの法整備など)や違う方向(ジェンダーレストイレなど)に向かっているのは理解を進めるうえで残念さがありますね。
そのように考えると世界中で行われている「レインボープライド」は啓発するうえで重要なイベントといえます。
なかには必要ないと考える人もいますが、それは個人にとって受け入れられないだけです。
そもそも性だけでなく「多様性」が叫ばれる昨今に受け入れられないと考えることが自然淘汰される対象といって間違いないでしょう。
過去にはパレードに裸に近いような人達が多くおり、不快だと話題になっていたことがありましたね。
調べてみると日本以外のパレードでは話題になった裸のカッコウ以上に露出した画像もあります。
たしかに記事の取り上げられることで違和感を覚えてしまう人がいるのも仕方のないことです。
しかし、話題として取り上げられたことはイベントとして大成功ともいえるでしょう。
わたしたち日本人はまだ欧米に比べて性の理解度は発展途上にあります。
「性」というのは表面上の服ではなく心を裸にすることで初めて自分や相手を理解することができることだと思います。
わたしが言うのもなんですが、まだまだ日本人は「性」についてお利口さんな理解の仕方をしている部分が多いですね。(セックスなどについての教育は子作りのために行う儀式扱いでオナニーの効用などは一切説明はないですよね)
性器にモザイクがあることに違和感を感じず「普通」に過ごせている感性の方が多いからこそ、変化を嫌い想像以上の過度な表現に嫌悪感を抱いてしまうのでしょう。
わたしが講師をつとめる「戯道セミナー」では四十八手の歴史について「江戸時代」が題材になります。
もちろん令和という時代に生きるわたしたちですが、江戸時代の「性の奔放さ」を考えると「性」に対する考え方は後退していると言ってよいでしょう。
これはまだ「性」に対する本質やさらなる理解をうながすという意味でも、まだまだレインボープライドというイベントの重要性が説明できるといえます。
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